世界のインフレと為替相場

近年、円安とインフレで日本では物価高による生活苦に悩まされています。インフレはどの諸国でも起きていますが、世界に目を向けるとやはりジンバブエやベネズエラが有名です。

右の図はTradingviewの世界のインフレ率が分かる地図で、マップの上にポイントを置くとインフレチャートが表示されます。 TradingView提供の経済指標マップ

左がジンバブエ、右がベネズエラのインフレ率を示しています。これらの国の通貨は通常、取引できません。

証券会社が取り扱う通貨の中で、インフレ大国と言えばトルコです。現在は30%を超え近年は高水準で推移しています。トルコと日本はそれぞれの国で震災が起きた際、互いに支援をし合う親日国です。

トルコは高金利で、為替ではリラと日本円の組み合わせ(TRY/JPY)がスワップポイントを多くもらえる人気通貨です。しかし、インフレと対米関係の悪化などでトルコリラ安が続き、ここ10年で極端な動きを見せています。 下記チャートはTradingView提供です

上記はトルコ/リラ円(左)と米ドル/トルコリラ(右)のチャートです。ポジションを持ったトレーダーの多くが「トルコリラ地獄」を経験(自らも)する事態になりました。

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